親子で体験!夏休み自由研究2015川から学ぶ環境問題

水道橋駅近くにある新三崎橋防災船着場からボートに乗り、神田川や日本橋川をフィールドに、環境問題を水上から学ぶ体験型環境学習プログラムが、8月19日(水)から22日(土)までの4日間、1日2回実施されます(最寄駅:JR総武線•都営地下鉄三田線/水道橋駅)。

1993年に発生した阪神大震災の際、大阪湾内で物資や帰宅難民の輸送に対して船舶が利用されたことにより、災害時において河川を利用した舟運は注目を浴びると同時に、舟運を再度見直すきっかけとなりました。集合場所の新三崎橋防災船着場はそうしたきっかけから、神田川•日本橋川に設置された5つの防災船着場のうちのひとつ。普段は施錠されており殆どが自由に利用することができませんが、東京の水辺から環境保全の取り組みを発信している「NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」さんが、ツアーに使用しているボートを千代田区に寄贈するなどして、特別に利用を許可され、エコツアーを実施しています。この発着場設置経緯だけでも、十分に自由研究になりそうですね。

神田川や日本橋川の歴史・水質浄化の取り組みなどを学ぶ約2時間のプログラム。実際に水質検査やゴミの回収船も見ることができます。

人気のイベントのため、ほとんどの日にちが埋まっている状況ですが、20日(木)と22日(土)にまだ若干の空きがあるようです。

東京の水路を水上から巡ると、普段見慣れないものを数多く目にすることができます。江戸城の史跡や水質浄化の取り組み、治水対策の護岸や分水路などなど。
日本経済の発展や利便性を優先した現代社会の裏で、変化していった東京の水路。その歴史や水質問題への意識を向けることは、子供たちが自分自身の未来を考えるきっかけにもなります。

参加費は1組(大人1名、子供1名)5000円。小学校4〜6年生のお子様とその保護者が対象です。イベント詳細、お申し込み方法はリンク先よりご確認ください。
author:ミー