2015/10/17〜18 世界遺産五箇所がやってくる@日本民家園

1960年代に五箇山から合掌造り家屋3棟が移築された「川崎市立日本民家園」。折に触れ、五箇山の文化・生活様式やこきりこや麦屋節などの民謡、かやぶき職人による合掌造り家屋の解説を行っていますが、本日10月17日(土)はなんと!無料開園デー!!同日には生田緑地で第38回多摩区民祭も開催され、楽しさ倍増のお出かけになりそうです(最寄駅:小田急線/向ヶ丘遊園駅から徒歩13分)。

南砺市五箇山は、今年で世界遺産登録20周年。冬の険しい山間部の大雪に長い年月に渡って耐え、養蚕するために工夫された特別な特徴を持っている建造物であること、集落の自然景観が素晴らしいことが評価され、世界遺産の中の文化遺産として登録されました。

急勾配の大きな茅葺き屋根が特徴ですが、その形が掌を合わせたように見えることから合掌造りと呼ばれるようになりました。雪深い地域における屋根の雪下ろしを楽にするための工夫でもあります。

地元五箇山では3月頃にライトアップイベントが行われ、雪化粧のなかに浮かび上がる集落の美しさに魅了される方も多いそう。私も訪れたことがありますが、なんとも幻想的な雰囲気は北国出身の私でさえ思わずうっとり。
日本における冬の景色の表情は本当に豊か!雪質の違いが暮らしの知恵に違いをもたらし、広がる景色を多様なものにしてくれていることを感じる旅でした。

今回の民家園のイベントでは、五箇山豆腐、イワナの塩焼き、ドジョウの蒲焼などの郷土料理や山菜などの販売も行われます。民家園で世界遺産五箇山について学んだ後は、ぜひ本場へも足を運んでみてくださいね。

author:ミー